第16回肥満症総合治療セミナー

肥満症治療の基礎と最新の知見を学ぶ

肥満症、とくに高度肥満症の治療は難渋を極めます。肥満外科療法は大変有効な治療手段ですが、その効果を引き出し持続させるためには、安全・確実な手術技能の確立と共に、 術前、周術期の管理のみならず、長期にわたる栄養・精神面へのサポートが必要です。それには、関連各科医師を中心に、栄養士、看護師、理学療法士、臨床心理士、ソーシャルワーカーが一体となったチーム医療が求められます。 また、このサポート体制の根幹は、保存的内科治療とほとんど共通です。

2014年にわが国でも腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が保険収載され、 2024年には、手術適応の緩和、スリーブ・バイパス手術の保険収載もあり、手術需要の高まりとともにその整備が急がれます。 一方で、GLP-1受容体作働薬やGIP/GLP-1受容体作動薬など、強い減量効果を持つ薬剤の登場により、肥満症治療の選択肢も拡がっています。 そこで実践的かつ参加型の内容で、第16回の肥満症総合治療セミナーを開催することになりました。(現地開催のみ)

テーマを「肥満症治療の基礎と最新の知見を学ぶ」としました。

肥満外科治療に取り組まれている方、また取り組もうと考えている方、さらに、高度肥満の総合的治療に興味のある方々、奮って御参加下さい。 なお、本セミナーの受講は日本肥満症治療学会認定施設となるための条件のうちのひとつとなりますので、よろしくお願いいたします。

※肥満症外科手術認定施設の認定要件はこちらからご確認ください。

●主催

日本肥満症治療学会 教育委員会

●当番世話人

小嶋一幸(獨協医科大学 上部消化管外科)
麻生好正(獨協医科大学 内分泌代謝内科)

●開催日(時刻や内容は変更される可能性があります)

【 2025年5月24日(土) 】

時間内容
10:20 ~受付開始
10:50~11:00開会の辞
11:00~11:50第1部:肥満症治療のアウトライン
司会 麻生好正(獨協医科大学内分泌代謝内科)
包括的な肥満症治療

1. 龍野一郎(千葉県立保健医療大学)
 肥満症の疫学、病態、分類、合併症
2. 益崎裕章(琉球大学大学院医学研究科)
 肥満症治療の内科的治療(薬物療法を中心に)
3. 齋木厚人(東邦大学医療センター佐倉病院)
12:00~12:50ランチョンセミナー1:スリーブ状胃切除術の概略
司会 佐々木章(岩手医科大学外科学講座)
講師 大城崇司(東京慈恵会医科大学外科学講座)
(共催:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)
13:00~14:00スポンサードセミナー1:
司会 横手幸太郎(千葉大学学長)

1. 肥満症の薬物治療
 山田哲也(東京科学大学大学院分子内分泌代謝学分野)
2. 肥満症診療の新たなパラダイム
 脇裕典(秋田大学大学院代謝・内分泌内科学講座)

(共催:田辺三菱製薬株式会社、日本イーライリリー株
14:05~14:50第2部:外科治療
司会 小嶋一幸(獨協医科大学上部消化管外科)

1. 外科治療の概略
 太田正之(北九州中央病院)
2. 手術適応とタイミング
 畑尾史彦(東京都立多摩総合医療センター消化器・一般外科)
3. 外科治療の合併症
 倉橋康典(兵庫医科大学上部消化管外科)
14:50~15:50第3部:難治症例
司会 井本博文(東北大学病院総合外科)

1. リバウンド症例へのアプローチ(内科)
 小野啓(千葉大学内分泌代謝・血液・老年内科)
2. 困難症例に対する手術対策(外科)
 宮崎安弘(大阪急性期・総合医療センター消化器外科)
15:50~17:20第4部:チーム医療
司会 遠藤裕一(大分大学消化器・小児外科)

1. 糖尿病・代謝・内分泌内科の役割
 石垣泰(岩手医科大学内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科分野)
2. 管理栄養士の役割
 大石比奈子(獨協医科大学栄養部)
3. 看護師の役割
 本間裕子(四谷メディカルキューブ看護部)
4. 麻酔科医の役割
 山口重樹(獨協医科大学麻酔科)
5. 理学療法士の役割
 細川裕史(獨協医科大学リハビリテーション科)
17:30~18:20イブニングセミナー:常識を破壊し尽くせ!縫合技術のパラダイムシフト「タッチエンドゴー」で楽々バイパス手術
司会 折田創(順天堂大学食道・胃外科)
講師 稲嶺進(大浜第一病院内視鏡外科)
(共催:コヴィディエンジャパン株式会社)

※セミナー終了後、情報交換会開催

【 2025年5月25日(日) 】

時間内容
8:30~9:20モーニングセミナー:腸内細菌とウゴービ関連
司会 矢作直也(自治医科大学内科学講座)
講師 藤坂志帆(富山大学第一内科)
(共催:ノボ ノルディスクファーマ株式会社)
9:30~10:40第5部:これからの課題
司会 窪田直人(熊本大学糖尿病・代謝内分泌内科)

1. 術後体重不良例―ウゴービの活用を含むー
 中村昭伸(北海道大学糖尿病・内分泌内科)
2. 小児肥満症治療の現状と未来
 浦上達彦(浦上小児内分泌・糖尿病クリニック)
3. 高齢者肥満症の実態と治療における課題
 荒木厚(東京都健康長寿医療センター)
10:40~11:00企業展示紹介
(共催:サニーヘルス株式会社、アボットジャパン合同会社)
11:00~12:10第6部:患者サポート
司会 竹本稔(国際医療福祉大学糖尿病・代謝・内分泌内科学)

1. 減量・代謝改善手術患者へのメンタルサポート
 古郡規雄(獨協医科大学精神神経科)
2. 術前術後の内科医の役割
 辻野元祥(東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科)
3. 患者会/サポートグループについて
 黒田里沙(関西医科大学医療ソーシャルワーカー)
12:20~13:10ランチョンセミナー2:みんなで取り組む新時代の肥満症治療と治療薬の活用
司会 北村忠弘(群馬大学生体調節研究所)
講師 田中智洋(名古屋市立大学大学院医学研究科消化器・代謝内科学)
(共催:富士フィルム富山化学株式会社)
13:20~14:30スポンサードセミナー2:減量・代謝改善手術の手術手技
司会 細谷好則(自治医科大学外科学講座消化器一般移植外科部門)

1. スリーブ手術のコツとピットフォール
 山口剛(滋賀医科大学総合外科学講座(東近江総合医療センター))
2. スリーブバイパス/スリーブプラスについて
 関洋介(四谷メディカルキューブ減量・糖尿病外科センター)

(共催:テルモ株式会社)
14:30~14:35修了証授与
14:35~14:40閉会挨拶

●開催場所

ライトキューブ宇都宮(現地開催のみ)
〒321-0969 栃木県宇都宮市宮みらい1-20
TEL:028-611-5522

以下のURLよりアクセス詳細をご確認いただけます。
https://light-cube.jp/visitors/access/

●受講者

120名
※定員に達し次第締め切ります。

●参加費用

医師:20,000円
医師以外:15,000円

●宿泊について

宿泊は各自で手配をお願いいたします。

●申込方法:

下記お申し込みサイトからお申し込み下さい。

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※銀行振込をご希望の場合は、お手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。

●運営事務局

日本肥満症治療学会 事務局
株式会社コンパス内
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