第15回肥満症総合治療セミナー

「肥満症治療の基礎知識と最近の動向を学ぶ」

第15回肥満症総合治療セミナーは盛会のうちに終了いたしました。
ご参加、ご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

肥満症、とくに高度肥満症の治療は難渋を極めます。肥満外科療法は大変有効な治療手段ですが、その効果を引き出し持続させるためには、安全・確実な手術技能の確立と共に、 術前、周術期の管理のみならず、長期にわたる栄養・精神面へのサポートが必要です。それには、関連各科医師を中心に、栄養士、看護師、理学療法士、臨床心理士、ソーシャルワーカーが一体となったチーム医療が求められます。 また、このサポート体制の根幹は、保存的内科治療とほとんど共通です。2014年にわが国でも腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が保険収載され、需要の高まりとともにその整備が急がれます。 そこで実践的かつ参加型の内容で、第15回のセミナーを開催することに致しました(現地開催のみ)

テーマを「肥満症治療の基礎知識と最近の動向を学ぶ」としました。 近年、糖尿病を始めとした代謝異常の管理において、肥満症治療の意義が益々重視されています。 これまでの歴史や基礎知識に外科的、内科的治療の新しい動きも加え、皆様のチーム医療実践に役立てていただけるプログラムを準備したいと考えております。

肥満外科治療に取り組まれている方、また取り組もうと考えている方、さらに、高度肥満の総合的治療に興味のある方々、奮って御参加下さい。 なお、本セミナーの受講は日本肥満症治療学会認定施設となるための条件のうちのひとつとなりますので、よろしくお願いいたします。

※肥満症外科手術認定施設の認定要件はこちらからご確認ください。

●主催

日本肥満症治療学会 教育委員会

●当番世話人

篠原 尚(兵庫医科大学上部消化管外科)
小山英則(兵庫医科大学糖尿病内分泌・免疫内科学)

●開催日(時刻や内容は変更される可能性があります)

【 2024年5月25日(土) 】

時間内容
10:20 ~受付開始
10:50~11:00開会の辞
11:00~11:50第1部:肥満症治療のアウトライン
司会 小山英則(兵庫医科大学糖尿病・内分泌・代謝内科)

1. 肥満症の病態と合併症
 浅原哲子(京都医療センター臨床研究センター)
2. 肥満症に対する内科的アプローチ
 井上郁夫(埼玉医科大学内分泌内科・糖尿病内科)
12:00~12:50ランチョンセミナー1:All about Sleeve plus
司会 内藤 剛(北里大学下部消化管外科学)
講師 笠間和典(四谷メディカルキューブ減量・糖尿病外科センター)
(共催:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)
13:00~14:15スポンサードセミナー:
司会 小川 渉(神戸大学医学部附属病院内分泌内科・糖尿病内科)

講演①:肥満を伴う2型糖尿病患者におけるチーム医療
  松田季代子(神戸大学医学部附属病院糖尿病看護認定看護師)
講演②:肥満、糖尿病の食事療法~何をどう食べるか~
  木暮香織(東京逓信病院栄養管理室管理栄養士)
特別講演:肥満合併2型糖尿病診療における治療目標未達成の要因を探る
益崎裕章(琉球大学大学院医学研究科内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座)
(共催:日本イーライリリー株式会社、田辺三菱製薬株式会社)
14:20~15:50第2部:外科治療
司会 太田正之(北九州中央病院)

1. 外科治療の概略と歴史
 山口 剛(滋賀医科大学総合外科学講座)
2. スリーブ手術のコツとピットフォールなど
 井上健太郎(関西医科大学外科学講座)
3. スリーブバイパス/スリーブプラス
 田中直樹(東北大学病院総合外科上部消化管・血管グループ)
4. 外科治療の合併症
 宮崎安弘(大阪急性期・総合医療センター消化器外科)
15:50~17:20第3部:減量治療を支えるチーム医療
司会 北浜誠一(千船病院肥満・糖尿病内分泌センター)

1. 栄養について/栄養士の役割
 吉川絵梨(四谷メディカルキューブ栄養科)
2. 減量・代謝改善手術における周術期看護について
 矢沢桜子(千船病院看護部ICU看護科)
3. 減量代謝改善手術における麻酔
 植木隆介(兵庫医科大学麻酔科学・疼痛制御科学)
4. 減量治療を支えるチーム医療~減量治療における精神科治療について~
 林 果林(東邦大学医療センター佐倉病院メンタルヘルスクリニック)
17:30~18:20イブニングセミナー:改定目前!手術適応と診療報酬のアップデート
-日本肥満症治療学会ガイドライン改定および新設スリーブ状胃切除・バイパス術-
司会 佐々木章(岩手医科大学外科学講座)
基調講演:日本肥満症治療学会ガイドライン改定および
     令和6年度診療報酬改定のポイント
     佐々木章(岩手医科大学外科学講座)
講演:スリーブ状胃切除・バイパス術の実際と課題 -診療報酬改定を受けて-
  関 洋介(四谷メディカルキューブ減量・糖尿病センター)
(共催:コヴィディエンジャパン株式会社)

  ※セミナー終了後、情報交換会開催

【 2024年5月26日(日) 】

時間内容
8:30~9:20モーニングセミナー:肥満症に対する包括的な管理
司会 小山英則 (兵庫医科大学糖尿病内分泌・免疫内科学)
講師 横手幸太郎(日本肥満学会理事長)
(共催:ノボ ノルディスク ファーマ株式会社)
9:30~10:40第4部:これからの肥満症治療における課題
司会 木村 穣(関西医科大学付属病院健康科学センター)

1. 肥満症治療におけるメンタルヘルスの重要性
 野崎 剛弘(中村学園大学大学院栄養科学研究科)
2. 小児肥満症治療の現状と未来
 菊池 透(埼玉医科大学病院小児科)
3. 高齢者肥満症の実態と治療における課題
 竹本 稔(国際医療福祉大学医学部糖尿病・代謝・内分泌内科学)
10:40~11:00企業展示紹介
(サニーヘルス株式会社、アボットジャパン合同会社)
11:00~12:10第5部:患者サポート
司会 倉橋康典(兵庫医科大学上部消化管外科)

1. 減量・代謝改善手術患者へのメンタルサポート
 吉村知穂(兵庫医科大学精神科神経科)
2. 術前術後の体重管理サポート
 神崎暁慶(兵庫医科大学医学部糖尿病内分泌・免疫内科学講座)
3. 患者会/サポートグループについて
 梅邑 晃(岩手医科大学外科学講座)
12:20~13:10ランチョンセミナー2:外科治療抵抗性の高度肥満症例にどのように対応するか?-肥満外科500例から学んだマルチモダリティアプローチの可能性-
司会 石垣 泰(岩手医科大学内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科分野)
講師 稲嶺 進(大浜第一病院代謝外科センター)
(共催:富士フィルム富山化学株式会社)
13:20~14:30第6部:難症例に対する対策
司会 稲嶺 進(大浜第一病院代謝外科センター)

1. 継続的な肥満心理カウンセリングにより減量に至った1例
 木村博子(関西医科大学付属病院健康科学センター公認心理師)
2. 手術に関連する難症例に対する対策
 遠藤裕一(大分大学消化器・小児外科)
3. スリーブ術後の胃食道逆流症(GERD)
 大城崇司(東邦大学医療センター佐倉病院外科)
14:30~14:35修了証授与
14:35~14:40閉会挨拶

●開催場所

新大阪丸ビル別館(現地開催のみ)
〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-18-22
TEL:06-6325-1302

以下のURLよりアクセス詳細をご確認いただけます。
https://merinoria.co.jp/assets/downloads/access/Accessguide_Shin-Osaka-Marubiru-Bekkan.pdf

●受講対象

外科医、内科医(勤務医、開業医問わず)、精神科・心療内科医、麻酔科、栄養士、看護師、公認心理師、医療福祉士など肥満症治療に関わる医療従事者
※メディカルスタッフを含む、施設における肥満症外科治療チーム全体での参加を推奨します。

●受講者

80名
※定員に達し次第締め切ります。

●参加費用

医師:20,000円
医師以外:15,000円

●宿泊について

宿泊は各自で手配をお願いいたします。

●申込方法:

下記お申し込みサイトからお申し込み下さい。※終了しました

お申込はこちらから⇒ クリック

※銀行振込をご希望の場合は、お手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。

●運営事務局

日本肥満症治療学会 事務局
株式会社コンパス内
〒113-0033 東京都文京区本郷3-35-4 不二光学ビル3階
TEL:03-5840-6131
FAX:03-5840-6130
E-mail:info@jsto.jp